8月,9月は長雨に少々頭が痛い月でしたね。
竹林秦も恒例のごとく美しい音色を奏でる鶯の歌声も少なく、蛍もいっさい見ることができませんでした。
山里の小さなお宿ですが、竹に宿る力で助けられ元気に活せられることに感謝しています。
玄関に入るとお客様が天井を見上げ感慨とともに深呼吸されます。
柱と柱を結ぶ天井の頭貫のすべを見られ、再び深呼吸されます。
お寺と同じような造りのその長くして造られた渋い色合いと木々のかほり。
生命の息吹きをさえ感じとれる一景です。
昔の人の家屋造りの知恵と技法はどんな自然災害にも耐え抜く力技そのものだと宿を見ながらつくづく思いました。
そんな木々のぬくもりとともに地酒の腰古井を片手に心なごむお食事、心豊かなお時間をゆっくりとお過ごしください。
秋風と竹林浴の中で疲れたお体をリフレッシュしてくださいませ。